CRAZY WORKS
some like it hot or cool ?
リペアに関しましては、忘れずに写真に残せたごく一部をご紹介しています。
Facebookの方により多くアップしていますので、そちらの方もご覧ください。(下記URL)

https://www.facebook.com/Grinning-Dog-Shinji-Kishimoto-156904997701936/?pnref=lhc
グヤトーンの古いPUを50年代P-90のニュアンスへ2017-8-29 Tue
グヤトーンのモズライト・スタイルのPUですが、「50sのP-90のようなトーンへ」とのご依頼。



ボビンを含めPU全体のサイズ、構造、マグネット(セラミック)など、
ちょっと無理だと思ったんですが、いろいろ工夫してかなり近いニュアンスで仕上がりました。

ボビンは上下8辺ギリギリまで拡張して対応。
Neckは約7.67kΩ、Bridgeは約8.06k(共に室温32℃)。
マグネットもセラミックなのに60~63mTとちょっと磁力の落ちたアルニコ 5と同じ程度。
流石に50sのアルニコ特有の艶やかさは出ませんが、かなりイイ感じになりました。

今回もまた勉強させて頂きました。
ありがとうございます!


P.S ボビン、マグネットなどパーツの固定は全てボンドです。工作で使う黄色いボンド!古い国産PUは殆どがこの方式で造られています。



60s Gibson EB用 Pickup リワインド作業2017- 6-29 Thu

60年代半ばのEB用ピックアップのリワインドです。
片側1ボビンのみ断線。
このPUは片側42ゲージで20,000ターンが基本。
トータル40,000ターンです。凄いですね。
だからあんなモコモコ・トーン。



この仕事を始めた頃に、このPUをもっとスッキリしたトーンに変えて欲しいとの依頼がありましたが、
まだ経験と技術&資料不足でご要望に応えられる自信がなく、お断りしたことがあります。


現在は対応可能ですが、取り敢えずサンプルを造ってみたいと思っています。
EB or SGの6弦ベースに搭載されているVintage P.A.Fのようなニュアンスで仕上げてみたいですね。



60年代半ば #P.A.Fのワイヤー・ターン数2017- 6-27 Tue

60年代半ば(恐らく64年)の#P.A.F(スクウェア・ウィンドウ)のワイヤーのターン数を数えました。
Screw側が5,352ターン。Slug側が5,507ターン。
それぞれ±10ターン程度の誤差です。
トータル10,859ターンです。メチャ多いですね。
かなりタイトでキレイに巻かれています。
Slug側の生きていた時の音は、結構エッジが効いていてブライトさが少ない感じでした。


以前にも同じ時期の物とE70sのT-Top期の物を数えたことがありますが、
同じようにスクリュー側が5,300程度でスラッグ5,500程度でした。
やはり#P.A.Fはトップの抜けが今ひとつなのが理解できます。



Fender Custom Shop STRAT Pickup リワインド作業2016-10-20 Thu

Fender Custom Shop 65 ReissueのBridge PUとのことでお預かりしたPUですが、なぜワイヤーがSPN Red。


ネットで調べたらやはりCustom Shopの65 Reissue用はSPN Redで巻かれていました。

んー・・・なぜオリジナルと同じエナメルを使わないのか・・・
これでは、「65」とは言えないのでは・・・。

意味不明のFender Custom Shop。


取り敢えずVintageとおりにエナメルで巻き直してラッカーどぶ漬け。

Bridge用なので、Vintageより若干多めの巻数で。
ハウリング防止にワックス・ポッティングも施してあります。



Replacement Bobbin for Vintage Gibson Humbucker2014-11-13 Thu
GibsonのT-Top Numberedのリペアです。
スクリュー側ボビンが欠損しているT-Top Numberedに、
エイジド加工を施した新品のボビンとポールピース・スクリューを取り付けました。
ボビン・エッジの傾斜もスラッグ側と同じように処理してあります。
リプレイスメント・ボビンがウィンドウ付きなのでT-Top期の物とは年代ズレが生じますが、
60年代中期までのスクエアー・ウィンドウ期の物には違和感はないと思います。
当然同時期のワインディング・スタイルで巻いてあります。
T-Top期のワイヤーはエナメルではなく、Soderon or Poly NylonのRedですが、
ウィンドウから赤色が見えるのはNGとのことでしたので今回はエナメルを使用しました。

工賃は¥12,000(税別)です。
(ワインディング済エイジド・ボビン+エイジド・スクリュー+組み立て)



YAMAHA SG7ASのPickupリワインド作業2014- 9-17 Wed
YAMAHA SG7ASのPickupリワインド作業です。
これはブルージーンズのリイッシュになるんでしょうか・・・

Neck & Midポジションが断線。共にリワインドが必要でした。
Bridgeポジションは生きていたので直流抵抗値を測定。
約10KΩ。ということは、44ゲージが使われているようなので同じゲージでリワインド。
昔の国産エレキはウレタンの44ゲージ仕様が多いですね。

マグネットはやはりセラミックが使われています。
今回はこのままオリジナルのマグネットを使用。

どちらもいい感じに直りました。



60年代YAMAHAセミアコ用Pickupリワインド作業2014-9-5 Fri
古いヤマハ(1968年とのこと)のセミアコのNeck PUのリワインド作業です。
音が硬くチープなので、柔らかく広がりのある音にして欲しいとのご依頼。

バラしてみると、この時代特有のセラミック・マグネットに44ゲージ辺りの細いワイヤーでの造り。
この時代の国産メーカーは、デザインがオリジナリティ豊でパーツもモデルごとに異なるデザインなので、
いちいち型起こして結構お金かかってると思います。

ご要望がVintage Gibson系の音とのことでしたので、42ゲージで10,600ターン。
ボビンの高さ(上下幅)が8mmと、Gibsonボビンより2mmほど高かったので、通常よりやや多めの巻きです。
同じ条件で巻いた場合、ボビンの高さ(上下幅)が高いほどLowが少なくHighが多くなります。
丁度ピッタリのサイズのAlniso 5マグネットが有ったのでセラミックと交換。

Vintage Gibsonと全く同じとは行きませんが、以前とは比べものにならないほど広がりのあるリッチ・トーンにグレード・アップしました。
お客様にも大変ご満足頂きました。

古い国産でもオリジナルの外見のままグレード・アップが可能です。
テスコ、グヤトーンなどのグレード・アップのご依頼はとても多いです。
ピックアップ交換をお考えの方、是非一度ご相談ください。