CRAZY WORKS
some like it hot or cool ?
リペアに関しましては、忘れずに写真に残せたごく一部をご紹介しています。
Facebookの方により多くアップしていますので、そちらの方もご覧ください。(下記URL)

https://www.facebook.com/Grinning-Dog-Shinji-Kishimoto-156904997701936/?pnref=lhc
Alnico V Pickup用マグネットの山2008-6-3 Tue
数ヶ月前にアメリカから手に入れたGibsonのAlnico V pickup用のマグネット。
着磁前のダイキャスト状態なので製作段階で着磁することになります。
(アルニコ・マグネットのみ着磁&リチャージも当工房で対応可能。)
もともとの持ち主は何故かこのマグネットのみを数百個所有していて、その中から数十個分けて貰いました。
ボビンやスクリューなど他のパーツは持っていないらしくこれのみ大量に所有。
いろいろ話を聞くと、どーも「Gibson Auction」なるものが存在するらしく、そこで買ったとのこと。
オークションといってもどちらかというと「アウトレット市」に近いニュアンスらしいです。「ホントかよーっ!!」
通常あり得ない物が出ているらしいんですが・・・
あまり詳しくは教えてくれなかったので、怪しいルートがあるのかもしれません。
取りあえずは一番手に入りにくいマグネットが入手出来たので、
オリジナルのAlnico Vの製作に一歩近づきました。
ボビンなどビニール系のパーツは単価は高くなりますが削り出しで製作可能なので、
あとはエレヴェーション用のマイナス・スクリューですね。
これを何とか見つけて一日も早く世に出したいものです。

P.S. 後日アメリカのWebsiteで調べたところ、不定期にアウトレット市が開かれているようです。結構面白い物が出るようで非常に興味がありますね。一度参加してみたいものです。



70年代初期 MUSTANG BASS PUのリワインド 2008-3-4 Tue
70年代初期のMUSTANG BASS用PUのリワインド作業です。
この手のベース自体スチューデント・モデルのせいかPUもプレベなどと違い、
各弦ごとにマグネットが1本のみの仕様になっています。
マグネットとマグネットの間には細いスティールの平棒が橋渡しされていて、
この間は磁力が確保できるような構造になっていますが、
マグネット幅から外側への振動には対応しきれず、音が小さくなってしまうようです。
オリジナル同様42のDark Enamelで12,000ターン。
60年代末期からFenderで使用されていたこのDark Enamel
(国内ではBlack Enamelと呼ばれているようです)は現在ではなかなか手に入りません。
濃いエナメル色というよりむしろ黒色といった感じの色合いです。
現行Fenderはもちろん、大手メーカーでは使用されておらず、
当工房を含め小規模なところで僅かに使用されている程度だと思います。
この時期のFenderではワイヤー周りにラッカーが使用されていましたが、
今回は通常のワックス・ポッティングにて処理。
ほぼオリジナルのサウンドが蘇りました。



Carlもお気に入り!! 2008-2-27 Wed
Carl Verheyenからの依頼で製作したSTART用PUのE60s Styleと57 Style Plusの2セット。
昨年の秋にマコト氏を通して依頼が来ました。
彼の名前は日本ではあまり知られていませんが(私自身もまったく知りませんでした。)、
L.Aではティム(ピアース)と並ぶ程の引っ張りだこギタリストだそうです。
(詳しくは下記URLにて彼のWeb Siteをご覧下さい。)
彼自身Vintageギター&アンプを多数所有し、レコーディングではそれらを使用していますが、
ツアーには他のギタリスト同様リイッシュ物を持って行くそうです。
ところが、やはりPUがいま一つ気に入らなかったらしく、
自分の使っているVintageギター同等のToneが出るPUを探していたとのこと。
今回送った2種とも「Fantastic !!」と、えらく気に入って使っているとのことです。
彼の方から「ビデオ・クリップ作ろうか?」って言ってきてくれたのでお願いしました。
かなり忙しいギタリストなので受け取るまでに時間がかかってしまいましたが、
先日ようやく届きました。
多忙な中時間を割いてくれた彼には感謝感謝です。
近日中にUPしたいと思います。

http://www.carlverheyen.com/

with GRINNING DOG Pickups for STRAT on You Tube
http://www.youtube.com/watch?v=g1B-z0ts_Qo



Vintage Ampは楽しい!! -LESMANN AMP- 2008-1-19 Sat
LESMANNというメーカーの60年代初期のAmpです。
ギター関係でご存知の方はまずいないと思います。
このLESMANNというメーカー、元々はFenderの子会社でアコーディオンをメインとしていました。
よってAmpに関してはFenderのノウハウがそのまま引き継がれています。
特にBASSの効き方はVintage Fenderそのもの。
ただ、このAmp自体アコーディオン〜オルガン用AmpなのでTREBLEがあまり効きません。
その為、キャパシターを数個変更してTREBLEが強調されるようにすればOK。
SPはCTSの15"が付いていたので59年のJENSEN P15Nに交換。
出音は正に60年代初期のBROWN FACE期のFenderといった感じです。
パワー管が5881 x 2なのに対し出力トランスが小さく、TWEED期のDELUXE程度の大きさなので、いずれBASSMANクラスのトランスに交換しようかと目論んでいます。
できればPRESENCE回路も追加したいところですが・・・
Vintage Ampはホント、楽しいですね!!



70年代初期#P.A.Fのリワインド2008-1-7 Mon
70年代初期のT-Top#P.A.Fのリワインド作業です。
断線とかではなく、「もう少しMid & Lowを増やして艶のある音にして欲しい」とのご依頼でした。
通常この手の作業は特別なものではないのですが、ワイヤー・カラーが特殊でしたのでUPしました。
60年代中期以降ボビン・トップにスクウェアー・ウィンドウが無くなる頃から、
ワイヤーがエナメルではなくSPNのRedに変更されます。
これはHBに限らずGibson全てのPUが仕様変更されています。
SPNは70年代後期頃まで使用され、その後ウレタンのナチュラルへと変わっていきます。
T-Top#P.A.Fは今まで数多くリワインドしてきましたが、SPNのGreenワイヤーを使っているのを見たのは初めてです。
色が違うだけで音には全く関係ないのですが、非常に珍しいケースです。
リワインド自体は50sのP.A.Fスタイルにて仕上げ、元々の音より艶のある出音になりました。
ギター自体がハコ物でしたので、PU自体はPotから取り外さずPUプレートからボビンのみ取外す手順での作業。
ハコ物の場合このスタイルでの作業の方が楽です。



Barry Levenson's STRAT with GRINNING DOG 61 Style PU2007-8-27 Mon
Barry Levenson(現 CANNED HEAT)の依頼で製作した61 Style PU。
彼はメインで61年のストラトを使用していますが、ライヴやツアーには危ないのでリイッシュ物を使用。
ところがどのリプレイスメントPUを使ってもどうにもお気に入りの61年の音が出てくれず悩んでいたそうです。
そんな時マコト氏の仕事用ストラト(F/J with GRINNING DOG 62 Style)の音を聴き、
是非とも使いたいので造って欲しいとの依頼でした。
E60s StyleをベースにDark Formvarを使用し61 Styleで2セット製作。
どちらも大満足してくれました。下記は彼からのお礼のメールです。
それにしても、キャンド・ヒートってまだやってたんですね。驚きです!!

Shinji, I just wanted to tell you that the '61 pickups you sent me are excellent! I put them in the guitar that I tour with in Canned Heat and I plan to keep them. They have a very authentic sound. I will add your website to the Canned Heat endorsement page and to my personal website as well. I hope to spread the word to people about your pickups. I'll be in touch.

Sincerely,

Barry
www.barrylevenson.com/
www.cannedheatmusic.com/



70年代初期のGibson AlnicoⅤのリワインド 2007-7-1 Sun
70年代初期のGibson AlnicoⅤのリワインド作業です。断線のためリワインドのご依頼を受けた物ですが、
ボディ・マウント用のスクリュー穴が有るボビンの両サイド部分が削り取られ、ワイヤーが僅かに剥き出しになっていたので、テーピングで両サイド上下共に1mm程度補修して継ぎ足し。
このPUはFender系PU同様にポールピース自体がマグネットになっていて、ボビンは通常のP-90とは違いコア部分が若干太くなっているので、P-90の基本ターン数通り10,000ターン巻くとトータル・レングスがかなり長くなります。
それ故P-90より音が太くエッジがクッキリした抜けのイイ音が得られるようになっています。
50年代のこのPUは通常のGibson PU同様にTop→S極ですが、
これは何故かTop→N極で通常と同じ方向巻き。
おまけにアンダー・ボビンで各マグネット同士がアース線で繋がれていませんでした。
このPUのみがミス・ビルド物なのかリイッシュ物全てがこのタイプなのか・・・。
どちらにせよ、仕上がりのサウンドは・・・やはり絶品ですね。