日記編集

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Guild用DeArmond Dynasonic Pickups2011- 4-25 Mon

Guild用のDeArmond Dynasonic PUのリワインド作業です。
DeArmond社(以下DA社)はいろいろなギター・メーカーにPickupを造っていましたが、
このタイプもその1つ。


ボビンのコア部分のサイズはDA社用の物とほぼ同じですが、
マグネットのエレヴェーション部分などはかなり簡易構造になっています。


スペックはDA社仕様と同じで45ゲージのワイヤーが使用されています。
Dynasonicは50年代~60年代を通じて10k前後~11k程度までの物が存在しますが、
10k台半ば程度の物が一番多いです。

今回も45ゲージで6,500ターン(10k台半ば)巻き、
Neckポジションとのバランスも特に問題なく仕上がりました。
出音はオリジナル特有のナチュラルで柔らかくエアー感のあるサウンドになりました。
DA社はPickupの種類によって使われていたワイヤーのゲージ(太さ)が44, 45, 46と様々で、
造りが細かくリペアしづらい類のメーカーですが、非常に好きな部類の音を醸し出してくれます。
~ I love DaArmond pickups ~


E70s Fender Humbucker rewind2011-4-12 Tue
Thinlineなどに搭載されているSeth Lover Humbuckerのリワインド作業です。
ご存知Seth Lover氏によって考案されたFender用のHB。
Gibson期のHBとは異なり、ポールピース自体がマクネットのため、ワイヤーのターン数がやたら多いのに音像のエッジがクッキリした出音のPickupです。

今回のご依頼は2PUのそれぞれ1ボビンが断線状態。
どちらもNoth sideが断線。
このPU、直流抵抗値が10k~10k半ば程度の物が殆どですが、稀に11k程度の物もあります。
F-Spaceなので当然ピッチはGibsonボビンより若干ワイドですが、42 SPNのRedで6,000~6,500ターン程度巻くのが基本。
今回はどちらも6,500ターンで仕上げました。


オリジナルの黄色いラッピング・テープもあまり色が剥がれずに外せたので再利用。


オリジナルと同じように接続端子4箇所の上に絶縁用ビニール・テープ(黒)を貼ってカヴァーを装着すれば完成です。
個人的にはこのPUは非常に好きな部類です。


Gibson 490 & 500をMid 60sスタイル・サウンドに!2011- 4- 2 Sat
93年のGibson SG Limited Editionに搭載されていた490?と500?の再生作業です。
(この時期のPUはあまり詳しくないので型番が定かではありませんが、プレートに"Gibson USA"の刻印が有って、フロントが8k弱でリアが13k台半ば程度のセットです。)
「どちらも抜けが悪くてパワー有り過ぎなので、Vintageニュアンスに造り変えて欲しいとのご要望。」
この時期のPUは正直、かなりキツイです。

このシリーズのPUにはウレタン皮膜のワイヤーが使われていますが、ギター本体がワイド・ガード期のモデルなので、
65年頃以降の#P.A.Fと同じ42 SPN Redを使かったM60sスタイルでリワインドしました。
Neckは10,000ターン、Bridgeはちょっと多めにして10,500ターン。

マグネットはNeck PUはそのまま元の物Alnico5を再利用。
Bridge PUには当工房で常用しているAlnico5をリチャージして装着。
非常にクリアで分離が良い出音になりました。
Fat過ぎないが故に際立つMidと歯切れの良いHighが気持ち良いです。
オーナーのご要望でNeck側を逆磁にして、
Mix時がフェイズ・アウトになるようにセットしました。


マエストロのアーム付きなんて・・・オシャレですね~
・・・イイと思います。


秋間氏のGuyatone Sharp 5  2011-3-24 Thu

マルコシアス・ヴァンプ~Rama Amoeba(現在)で活動中の秋間氏のSharp 5。
秋間氏には以前からAmpの修理でお世話になっていましたが、今回Sharp 5の再生でお手伝いです。

Rama Amoeba Website
http://ramaamoeba.com/


元のPUが使えない音なのでP-90のニュアンスが欲しくて交換してもらったものの、Highが全く出てくれなくて使かえずにしまい込んでいたとのこと。

今回はNeck & Bridge共にリワインド。
P-90はDUNCAN製の物でマグネットはA5のようでした。
ワイヤーは42PEで10,000ターン、NeckPUはオリジナルの物を再利用。
元のPUはJAGUARのPUを意識したデザインだったので、Vintage JAGUARと同じニュアンスにしようと思いましたが、バラしてみるとかなりピッチが狭い造りだったので、テレキャスのNeck PUのニュアンスに変更。こちらは43PEで8,500ターン。
どちらも大型Ampでの使用を前提にしっかりポッティング。


先日引取りにお越し頂いたときにサウンド・チェック。
「Highもしかっり出てるし、P-90のニュアンスも出てる。
フロントも使えるようになったし、PUでここまで変わるとは!ありがとうございます!」と喜んで頂きました。


57 CLASSICを使えるまともなPUへ 2011-3-2 Wed
2001年製のヒスコレ/Gibson SG CUSTOMに搭載されていた57 CLASSICです。
友人からの依頼品ですが、曰く
「音が潰れて分離が悪すぎて使い物にならないので、何とかして欲しい。」
この57 CLASSIC、出始めの初期物はわりとまともだったんですが、だんだん質が落ちてきたようで、今では酷い物になってしまったようです。
今回のPUはパワーがあり過ぎで分離も悪く音が潰れてグシャグシャ。
どうコントロールしても同じ音しか出ない状態でした。

今回は63~64年辺りの一番安定した時期の#P.A.Fのニュアンスへリワインドしました。
ワイヤーのターン数は、
Neck→5,000+5,000/Mid→5,100+5,100/Bridge→5,150+5,150
ポッティングはせずノーマルのままの搭載です。

キャパシターの現行品の小さなセラミックが付いていたので、
PIO, Film, Maicaの三種類を試してから、一番相性の良かったPIOに付け替えました。
各弦の分離が良く、ブライトでクリアーな美味し60年代のSGサウンドになりました。
CUSTOMなのでジミは当然、シポリナもいけます。



~ Sound Demo Clip ~
http://www.youtube.com/watch?v=FtZJFBA5bmQ


日本Epiphone CASINOのP-902011-2-27 Sun
「造りは良いんだけど音がどうにも酷くて、何とかならないかなー・・・」
懐かしい日本エピフォン・カジノのP-90再生作業です。
もう30年以上前でしょうか、学生の頃よく出回っていたのを覚えています。
造りは結構ちゃんとしてるんですが如何せん、音がどうにもこうにも・・・。押しつぶしたような全く広がりの無い酷い出音でした。

ボビンのコア部分がVintage Gibsonより若干大きめだったので、ターン数を調整し、Vinatge同様の42 PEでリワインド。
マネットは元の物を再利用。
ポットも50sのGibsonと同じように多きいサイズの物が使われていましたので、このまま交換せずに再利用。
キャパシターは安いフィルムが使われていましたので、さすがに交換。
ポット・カヴァーに納まるサイズでないとダメなので、今回はElmencoの0.022MFD/400Vを使用。

ポットがビッグ・サイズなのでアッセンをセット・アップするのに、かなり面倒かなーと思いましたが、思いのほかすんなり完了。

ネックがメイプル仕様の物なので若干硬さは残りますが、
以前とは比べ物にならない程P-90のニュアンスを感じられるCASINOに変身しました。
イイ感じです。

~ Sound Demo Clip ~
http://www.youtube.com/watch?v=Vvp-m0R2WS0


YAMAHA SCシリーズのPU2011-2-24 Thu

YAMAHA SCシリーズのブレイド・タイプ PUのリワインドです。
特に断線などの不具合ではありませんでしたが、「音に芯が無くシャリシャリして何か変な感じなので、芯の有る使える音にして欲しい。」とのご依頼でした。
直流抵抗値を調べたところ、どれも4k台後半の数値でした。
ブレイド自体がマグネット(恐らくAlnico)になっているタイプで、、ボビンはストラトとほぼ同じ形状と容量の物。


各PUがそれぞれMin SWを経由して接続されていたので、
手間を省く為PUのベース・プレートからヘッド部分のみを取り外しての作業工程を採用しました。


ワイヤーにはウレタンが使われていたので、
これを42 SPNに変更してVintage系のニュアンスでリワインド。
ストラトと同じ程度のターン数(N→8,000/M→8,200/B→8,500)にて仕上げました。


セット・アップ後の出音はまるで別物。
芯の有るほど良い太さの非常に気持ちいいストラト系のギターに変身しました。
・・・が、この機種特有のキャラクターが無くなってしまったので、
「音はイイけど、どうなんだろうー」という疑問符が・・・。
ご依頼主にサウンド・チェックしてもらったところ、
「全然OKですよ!」と喜んで頂きました。


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